オルゴールの源を求めて
1796年。その「魔法使い」の名は、アントワーヌ・ファーブル。近代のメカニカル・ミュージックの源は、ここに遡ります。
ジュネーブの時計師たちから技術を受け継いだ職人たちの仕事が評判を呼び、サンクロアは当時有名なオルゴールの町として知られるようになりました。
しかし、この黄金期は長くは続かず、トーマス・エジソンによる蓄音機の発明など、時代の流れが人々の関心を薄らげてしまうのです。
そして今日、伝統と革新への熱い思いが、高級オルゴールの世界を再生させたのです。新しい千年紀を迎え、この「魔法」が甦り、よりハイレベルなオルゴールのノウハウとして息づいています。デザインは一新され、リュージュの斬新な創造性に支えられて、新しい伝説がここに誕生しました。
過去の遺産を受け継ぎ、未来を奏でるリュージュ
オルゴール入りポケットウォッチ。シャルル・リュージュが創作したこの時計が、以後のメカニカル・ミュージックにおけるリュージュの名声の基盤を築きました。1865年、シャルルはサンクロワで時計の製造を開始します。
1929年には、リュージュの第二世代が自社製造の工房を設立し、その後、オルゴールは今でも同じ場所で製造され続けています。
ギド・リュージュ。彼こそが、リュージュの源だといえるでしょう。
ギドの先見の明、エネルギーにあふれる詩的な感性が20世紀のオルゴールの世界的発展に契機を与えたのでした。旅から旅へと、彼は精力的に動いて顧客の要望を聞いて回りました。数多くのデッサンを描き、装置を分解しては、新しい素材の開発に努力しました。彼の創作するひとつひとつの作品には、どこか不思議な、魔法のようなひらめきが感じられます。
今日、《REUGE》の文字は輝く銀色で記されます。リュージュの伝統は、本物の追求、先見の明、そして魔法、この三つの言葉に要約されるでしょう。他にはないオブジェの世界、見る人聴く人に感動を与え魅了してやまないメカニカル・ミュージックの世界、これがリュージュ芸術の世界なのです。一世紀半にわたる伝統に培われた創造性、技術、そして革新を追及する精神。これこそが、オルゴールをひとつの芸術に高めたリュージュの精神なのです。
(リュージュ社のホームページ〜)
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医師も絶賛!72弁スイスオルゴールの響きに癒し効果。
美しいだけではなかった、スイスのオルゴール
出典
ginzanews.net
古くから、幸福が封じ込められていると語り継がれてきた聖なるオルゴール。
オルゴール発祥の地のスイスでは、今でも職人さんが、手作りでオルゴールをつくっています。
(NAVER まとめ〜)